スカッシュとテニスの違いとは?
スカッシュとテニスには、いくつかの違いがありますが主に以下の3つが大きな違いとなります。
- フィールドの形状とサイズ:
スカッシュは四角形のコートで行われます。壁が四方にある密閉されたコートであり、選手はボールを壁に打ち返すことでポイントを競います。 テニスは長方形のコートで行われます。ネットでコートが二分され、選手はネットを越えてボールを打ち返し合います。
- ボールの特性:
スカッシュボールは非常に小さく、圧縮されたゴムで作られています。これにより、ボールは非常に速く跳ね返り、プレーヤーは素早い反応と正確なショットが求められます。 テニスボールは比較的大きく、通常はゴムの芯に覆われたフェルトの外側を持っています。テニスボールはスカッシュボールよりも跳ね返りが少なく、スピードもスカッシュに比べると遅い感じがします。
- ルールとプレーのスタイル:
スカッシュは、壁にボールを当てることでラリーが進行し、相手がボールを返せなくなった場合にポイントが獲得されます。スカッシュは速い動きと戦略的なプレーが求められ、プレーヤーは壁を使って相手のショットを巧みに返す必要があります。 テニスは、ネットを越えたボールの交換を通じてポイントを得るスポーツです。テニスでは、サーブやボレー、ストロークなど、さまざまなショットが使われます。また、テニスではダブルス(2人対2人)やシングルス(1人対1人)などの異なる競技形式があります。
スカッシュの場合、テニスとは違い相手と向き合って行うのではなく基本的に壁に対してボールを打ち相手をいかに動かすかがポイント!
その為には、相手よりも真ん中のTの部分に立てるか否かが勝負になるんです。
ラケットやボールの違い
テニスラケットとスカッシュラケットにもパッと見は似ていますが、以下のような違いがあります。
- ラケットの重さ:
テニスラケットの重さはバリエーションがありますが、一般的には9?12オンス(255?340グラム)程度です。プレーヤーの好みやプレースタイルによって異なる重さのラケットを選択することができます。
一方で、スカッシュラケットは通常、テニスラケットよりも重くなります。一般的なスカッシュラケットの重さは約130?160グラム(4.5?5.6オンス)です。重いラケットはスイング時の安定性を提供し、ボールのコントロールを向上させます。
ストリングの特性:
テニスラケットのストリングは一般的にテニスボールの衝撃を吸収し、ボールのスピンやパワーを制御するために設計されています。テニスラケットのストリングパターンにはさまざまなタイプがあり、プレーヤーの好みやプレースタイルに合わせて選択することができます。
スカッシュラケットのストリングは通常、テニスラケットよりも密度が高くなっています。スカッシュボールは非常に速く跳ね返るため、より制御されたショットを行うためにストリングが密に配置されています。
スカッシュは、下記のようなテニスラケットのようなスカッシュ専用のラケットを用いて行います。
スカッシュラケットは、テニスラケットより軽く若い方から中高年の方まで簡単に扱えるのが大きなポイントです。
ボールの違い
ラケット外にもボールにも違いがあります。スカッシュボールとテニスボールの主な違いは以下の通りです。
- サイズ:
スカッシュボールは非常に小さく、直径が約40mm(1.6インチ)程度です。小さなサイズは、スカッシュの速いゲームプレーと素早い反応を要求します。 テニスボールはスカッシュボールよりも大きく、直径は約67mm(2.6インチ)です。大きなサイズは、テニスのプレーにおいてボールを打ちやすくし、相手側に届けるためのスピードを制御するのに役立ちます。
- 反発力:
スカッシュボールは非常に高い反発力を持ちます。これは、ゴム素材や高い圧縮率によるものです。スカッシュボールは壁に打ちつけると素早く跳ね返り、高速なラリーと迅速な動きを生み出します。 テニスボールはスカッシュボールよりも低い反発力を持ちます。テニスボールはフェルトの外側とゴムの芯で構成されており、適度な反発力を提供します。これにより、テニスプレーヤーはボールのスピードと跳ね返りをコントロールすることができます。
『スカッシュって、どこで出来るの?』なんて思っていませんか?
当サイトでは地域ごとに分別されたスカッシュコート・施設概要がご覧頂けます。
詳しくは:スカッシュができる場所